歴史を風水でみると?
歴史の中にはたくさんの風水を活用していたなあと思える場面を見つけることができます。
もちろん先人は風水とは知らなかったかもしれません。
けれど間違いなく五感を活用し、良い気を集め良い場を作り上げていたのでしょう。
ここではそんな歴史の中で風水を感じる場面を一部述べていきます。
風水の重要性を歴史の観点から理解していただけると面白いです。
では、なぜその時代に生きていないのにその時代の風水の状態が解るのでしょうか。
それは文献やドラマ、マンガの中でその時代の暮らしぶりを再現してくれているからなのです。
「古きをたずね新しきを知る」とは歴史を知ることから得ることをいうのでしょう。
まず、戦国時代や江戸時代のお城の中です。
殿様は必ず壁を背後に一番奥の上座といわれる場所に座っています。
これは殿様に一番気が集まる、集中出来る位置なのです。
風水をある程度知っておられる方なら解るでしょうが背中を壁にすること(背山)でその人に気が集まってくるからなのです。
そして壁には必ず絵が描かれています。これは背後に集まる気をさらに殿様に引き込みます。
そして家来は、殿様から見て両サイド(殿様前方より)に座っています。
シンメトリー(左右対称)の形に座っているので殿様の脳の状態が整いやすくなります。
また、U字に近い形なので風水上、調和のとれた最適な形が整い、まさに話し合いにはバッチリな形になるのです。
これは戦場で陣営を組んでいるときも同じ形を取っています。
また、陣営では明かりとりのためのたいまつは同じく左右対称に置かれています。
そして陣営では殿様の背後に気を集めるために屏風を必ず置いています。
完璧です(笑)
次にどの時代でも言えますが
着ている衣服(着物)はかなり通気性がよく、身体を締め付けません。
着物は首を締め付けず、大事な腹部を締め付けない構造になっています。
これは身体の気の流れを阻害しないということなのです。
最近ふんどしがひそかに流行っていますが、とても身体によいようです(笑)
戦国時代のお城の形はみんな屋根が切妻型です。
屋根は頭や脳と深い繋がりがあるので天に向かう形であるこの屋根の形は創造性と発展性をもたらしてくれるのです。性格も肯定的になりやすいです。
一歩間違えば死につながるこの時代、脳力の差は命取りとなるので非常に大切なポイントをお城は担っています。
最後に都の形をみてみます。
平安京などはまたしても左右対称の形を綺麗に取り北側中央に内裏を置いています。
そして都は北から南へ綺麗に伸びています。
これは地球の磁力の流れにきちんと沿ったバランスの良い調和のとれた形なのです。
このように私たち日本人はたくさんの知恵を持っていてそれが自然と風水的にも良いものを選んでいたのです。
色ひとつ取ってみても、微妙な色合いを楽しむ文化がありました。
色がもたらす様々な影響に敏感だったのでしょう。
どっちかというと現代のほうが着ている衣服の色に華やかさがないですよね(汗)
このように日本人は常に自然と融合し、風水的な調和を無意識的に行って生きてきたのです。
歴史を重んじ、その時代の知恵に想いを馳せることは風水的な知恵をも得ることになるのです〜。
みなさんも意識的に歴史物の文献やドラマやマンガなどでいろいろとチェックしてみると面白いですよ♪